入院している8階の窓からはのどかな風景が見えます。
今日は晴天、春のお天気ですね。
この病院は周辺に高い建造物がなく、最上階8階からの見晴らしは闘病中の心を癒してくれるときもあります。
もっとも、最初のころは外の風景を見るのもいやでしたけれどね。
今日はこれといったイベント(治療や検査)もなく、あとでシャワーでも浴びる予定です。
おっと、毎日の点滴は忘れちゃいけませんがね。
ICUで意識を失ってから、自分自身で意識が戻ったと記憶しているのは3月4日の夕方。
今思い出してもはっきりとしたものではないけれど、眠りから覚めるような感覚のあと、涙いっぱいの妻の顔が目に映った。 いろいろな話をしたと思うけれど断片的にしか思い出せない。
意識を失って人工呼吸器が取り付けられたらしい。 家族が呼ばれ非常に危険な状態であること。
最悪の場合も想定せざるを得ないことなども医師から話があったらしい。
最悪のケースに至らないまでも意識が戻らないこともありうるとも。。。
妻の手記を見せてもらったが、4月2日には意識が戻っていたようで、弟や妻とも話をしたらしい。
肝性脳症で私はまったく覚えていないし、話の内容もかみ合っていない部分が多かったようだ。
自分自身ではまったく覚えていないが、起き上がろうとしてベッドに拘束されたりもしたようだ。
(拘束に関しては事前に説明を受けた上、同意書にサインしている)
肝性脳症=肝機能不全で血中に大量のアンモニアが蓄積され脳に運ばれることで起きる脳障害。
症状によって5段階に分類されていて、私の場合は昏睡度4
具体的には昏睡状態、痛みには反応して、払いのけようとしたり顔をしかめたりする状態。
かろうじて戻ってこれそうなところといった状態。
明確に自分の記憶として残っているのはやはり3月5日からだと思う。
4日の時点では肝性脳症の影響が残っていた可能性はある。
後に主治医に聞いたところ、ICUに入る前にすでに脳症の症状が出ていたということなので、
今、考えても一刻の猶予もなかったということになる。
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